忍者ブログ
ほぼゲーム感想日記 QuinRoseの感想に偏ってます 時折、他ジャンルが飛び交うことも・・・
[167] [166] [165] [164] [163] [162] [161] [160] [159] [158] [157]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

以前から考案があったクリエンのシエラSSです
NoCPですが、シチュエーション的にはミハENDを作っているので一応ミハシエになるのかな??
でもシエラ以外登場しないので一応CP表記なしで行かせていただきます。

今回のSSは完全にねつ造ですので、ねつ造が苦手な方は回れ右でお願いします。

設定は、本来であればシエラはミハエルに合わなくても武、もしくは女の道で大成したはずで、
では、そんな武と女の道でぞれぞれ大成したシエラがミハエルと出会ってしまったシエラを見たら??
という私の妄想からなるものです

本当は、連作で武と女の道で大成したシエラをそれぞれ書いてから書きたかったんですが、
それを言ってるといつになるか分からなかったので、一応こちらを先にup
武と女の道で大成したシエラさんの話はまたいずれあげるかもしれません

では、いつも通りつづきからどうぞ~


ありえし世界


シエラは気づけば真っ黒な暗闇の中一人たたずんでいた。
いつの間にか眠ってしまっていたのだろうか、何もない暗闇は明らかに現実のものではないと分かる。
それでもここはどこだろうか、と辺りを見渡せば、次第に目が慣れてきたのかぼうっと目の前にある光景が浮かび上がる。
真っ黒な空間の中、何故かそこだけがスポットライトを当てられたかのように、暗闇の中浮かび上がり、そこには同じく何もない真っ暗な空間の中、一人の女の姿があるのがわかった。
血と埃で薄汚れた姿。
白いフリルのメイドキャップに、白いフリルのエプロンドレス。

―汚れている上に、ところどころ綻びもできているが一目で上質なものとわかるそれは、
ギルドにある今の自分では絶対に身につけない代物。
―汚れている上に、ところどころ綻びができているそれは、仕える立場の者としては上質なものではあるが、
いまや国の頂点まで上り詰めた今の自分では絶対に身につけない代物。

それに、肩よりも長くそれでも腰よりは短いであろうウェーブがかかった赤い髪。
さすがに二つ結びは解かれているが、その赤より紅く血に染まり薄汚れている。

―それは今や肩よりも短く切り揃えられ、その髪質は目の前の女とは違い昔のままパサついている。
―それは今や腰よりも長く伸ばされ、その髪質は目の前の女よりも美しく艶やかに波打っている。

今の自分には見覚えのない風体なのに、要所要所に懐かしい過去の残骸を見つけ、遠目で顔も見えない距離なのに、どういうわけかそれが自分なのだと分かる。
場合によってはこうなっていたかもしれない自分。

シエラと思わしき人物は傷だらけの体で地面にうずくまり、やっとという体で上半身を起こしている状態。
面を上げられてはいるが、その表情はこちらからはうかがい知れない。
しかし、ここからは見えないが、そのシエラの前には誰かがいるであろうことは、やっと起き上がれたような体勢で、それでも懸命に手を伸ばし、目の前にある存在に必死に縋りつこうとしていることから分かった。
切実に相手を求め、詰め寄るその様子は酷く哀れで無様だ。
今の自分にはまるで想像できない自分と同じであろう人物のその様子。
大きく口を開けているのが遠くから見ても分かり、ますます相手に追いすがっているのが見て取れた。
本当に醜悪で無様なその姿。
思わず眉を顰めてしまいそうな行動をとる目の前のその女は確かに自分である筈なのに、全く見知らぬ人だ。
そんなに他人に追い縋れるような感情を自分は知らない。

今の自分は頂点に上り詰め、全てを手に入れた。
それに引き換え目の前の自分のなんと無様で滑稽なことか・・・
でも何故か他人に縋れるその弱さを羨ましく思えた
そんものただの足枷にしかならないはずなのに・・・
今の自分は全てを手にしれているのに、何もないし、誰もいない
どこか目の前の光景が眩しく思えて、暗闇の中だというのに目を細める

―ねぇ、あなたには何があるというの?

もしかしたらこうなり得たかもしれない、可能性の中の自分への問いかけ。
しかし、それは言葉にならず【2人】のシエラの意識は再び闇へと沈んでいく。

その狭間、目の前にある自分ではないシエラしか見えなかった暗闇の先にきらりと輝く金の色を見た気がした。
そして、目の前しか写さず追いすがるシエラの後ろに、それを引きずり戻すように現れた茶の混じった金の色が視界の端に見えた気がした。
だが、そこで2人の意識は完全に闇の中へと沈んでいった。

 


お粗末さまでした~
2人の違う世界にいるシエラ(ミハエルとは出会ってない)が、ミハエルと出会ったシエラを客観的に見ているというような話だったのですが、
私の文才でお分かりいただけたでしょうか・・・?
文章書くの難しいです・・・

シーンとしては、ミハエルENDのあのシーンです
お分かりいただけましたでしょうか?
あぁ、文才ほしい~

※追記(1/15)
シエラの心理描写を少し追記しました~
読み返すと、シエラしかいないのにあまりに心理描写がなさすぎたな・・・と
やはり飲酒しながら執筆はいかんですね←

なんとなく、ミハエルに出会わなかったシエラは、武の道であれ、女の道であれ、
誰の手も借りずがしがし上に上り詰めちゃうんじゃないかなぁ・・・と
そう思うと、弱くて、気持ちに苦しめてばかりだけど、
色々な人にであって、支えて、支えられてきたシエラは幸せ者でなのではないのかな?と思ったり
そんな気持ちから、もしほかのシエラがミハエルに出会ったシエラを見たら少しは羨むのかなぁ?とおもい追記しました


 

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
オメルタ CT
最新コメント
プロフィール
HN:
夜羽
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索