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ほぼゲーム感想日記 QuinRoseの感想に偏ってます 時折、他ジャンルが飛び交うことも・・・
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実は最近「華アワセ」というゲームやりまして、
S☆Sと同じく、何回かに分けて出されるPCゲームなので、
その内容のほどは全く期待してなくってですね、
単に原画家さんが大好きな由良さんだたので、
購入したのですが、
これが嬉しい誤算で、すっごく面白くってですね、
すっごい勢いでコンプリートしちゃったんですよ。
ここ最近でここまで本腰入れてゲームしたのは久々ですね・・・
本当に面白かったです。
今から続編に期待というか、
他のキャラとの話が楽しみすぎて、毎日ソワソワしています
早くでろ!!

というわけで、
今回は萌えたぎるままに書きなぐった華アワセSSをあげたいと思います。
一応設定は蛟編のBestEND後のお二人
あるシーンに燃え滾って書いたのですが、お分かりになるかな…?
相変わらずの1日クオリティですので、
それでもおkという方はつづきからどぞ~


マシュマロ

「みこと君」

呼ばれた自分の名前にみことが振り向けば、
その瞬間にもふっと口元に何かを押し当てられその感触に驚いた。

「!!??」

ひどく驚いたみことに蛟も驚いたのか、
みことの口に押し当てた何かを押さえていた指から思わず離してしまい、
その何かはぽろりと地面に落ちた。

「すっ、すまない。驚かせてしまったか。」

慌てふためく蛟をよそにみことが地面を見れば、
そこには白い物体が転がっていた。

「マシュマロ・・・?」
「あっ、あぁ。君が好きかと思ってな」

蛟の手元を見ればマシュマロが入っている袋なのか、
おおよそ蛟が持つにはふさわしくない可愛らしい袋が握られている。
そのアンマッチさは笑いを誘い、みことも思わず口元緩めた。

「ふふ、ありがとうございます。でも、自分で食べれますよ?」

食べさせようとする蛟からマシュマロを受け取ろうとみことは手を差し出したが、
何故か蛟はその指先にマシュマロを持ったまま微動だにしない。

「蛟さん?」
「……。」

微動だにしない蛟にみことは不思議そうに首をかしげた。

「君は…、…自分に食べさせられるのは嫌か。」

首をかしげるみことをじっと見下ろしていた蛟がやっと口を開いたかと思えば、
出てきた言葉はなんの脈絡もないもので、みことはますます首をかしげた。
何故そのようなことを問われるのか分からず、何も言えないままみことは蛟を見つめ返した。
そんなみことに蛟は、自分から尋ねたにも拘らずたじろいだ様子を見せ、みことはますます不審に思った。
暫く蛟はどこか戸惑う様子を見せ、珍しく目を泳がせていたが、意を決したのかじっとみことを見つめ、やっと重い口を開いた。

「以前……、君がいろは様に菓子を食べさせてもらっている所を見た…」

少しばかり苦しげに言った蛟の言葉にみことは目を丸くさせた。
確かに以前、偶然いろはと出会い、恐れ多くもいろはに手ずから色々なお菓子を食べさせてもらうこととなっていた。
それを見ていたのだろうか。

「え、えっと、食べさせたいんですか…?」
「……。」

尋ねた問いに答えはないが、唇を引き結びじっと見つめてくる蛟の瞳がそれを望んでいることを雄弁に語っていた。
しかしだからといってみこともはい、そうですかと食べさせてもらうわけには行かない。
それはとても恥ずかしさを伴う行為であるし、そもそも何故蛟がそれを望むのかが分からない。

「…いろは様はよくて、自分に食べさせられるのは嫌か…」

暫く両者の無言のせめぎあいが続いていたが、悲しげに呟かれた蛟の言葉にみことが完全に根負けした。

「わっ、分かりました!ぜっ、是非食べさせて下さい」

顔を真っ赤にさせ、上ずった声でそう答えると、みことはぎゅっと硬く目をつぶり蛟のほうに顔を向けたまま口をあけて見せた。
その様に蛟はうっすらと頬を染めた。
今更ながらに自分がどういったことを要求していたのか自覚したが、
自分から言い出した以上後には引けない。

「いっ、いくぞ!」
「はっ、はい!」

無駄に力みながら覚悟を決めた声音で言い放ち、
蛟はマシュマロを摘んだ指先をみことの口元へと近づけた。
その一方でみことは、蛟の力んだ声にびくっと体を強張らせ、
条件反射的に返事をしたはいいが、やはり目を瞑ったままでは不安だったのか、
恐る恐る目を開き、上目遣いで蛟を見上げた。

「……っ!!!」

頬を染め、口をあけたまま上目遣いに見上げてくるみことに蛟は今度こそ顔を真っ赤にさせ、
その動きを一瞬止めたが、すぐに意を決したようにびゅっと力強くマシュマロをみことの口に入れ込んだ。

「ん…っ!」

単にお菓子を食べさせるには無駄に力強い蛟の行為に、
みことはまたもびくっと体を強張らせたが、
マシュマロが口に入った感覚におとなしく開けたままの口を閉じた。

「……っ!!!」

勢い余ったのか、指先を出すタイミングを誤ったのか、みことが口を閉じた瞬間、
蛟の指先にみことの唇が触れた。
その触れた少し湿った柔らかい感触に蛟は声にならぬ叫びを上げ、
先ほど以上のスピードで指先を自分の元へと引き戻した。
みことも、はじめは気づかず蛟の挙動不審な行動に瞳をきょとんとさせていたが、
顔を真っ赤にさせ己の指先を逆の手で握る蛟と、自分の唇に一瞬触れた硬い感触とで、
一体何が起きたのか悟り、瞬時に顔を赤くさせた。

「すっ、すまない!決してわざとでは……っ」

蛟は己の行動にすぐさま謝ったが、未だに羞恥に悶えるみことはそれに答えることが出来ず、
蛟から目をそらし恥ずかしさをごまかすように、口の中に入ったマシュマロを食べるべく懸命に口をもぐつかせた。
懸命に口を動かすもたった1つのマシュマロはすぐになくなり、みことは次にどういった行動を取ればいいのか分からぬまま固まった。
蛟もまたみことからの返答がないままどうすればいいか分からず、2人の間に沈黙がおりた。
暫くそうしていた2人だが、みことがその沈黙に耐え切れずそろりと蛟のほうを見れば、
そこには心配したような、困ったような表情をした蛟の顔があった。

「ありがとうございます。」

見上げた先の蛟の表情を目に入れたとたん、みことの口からついて出たのは感謝の言葉だった。
その言葉に蛟は目を丸くして、次の瞬間にはうれしそうな笑みを浮かべた。
それを見たみこともまたうれしくて、その笑顔に返すようにはにかんだ笑みを見せた。

午後の穏やかな木漏れ日の中、
慣れないながらもみせてくれた蛟の愛情表現にみことの胸は喜びに満ちていた。
めったにされるものでもない誰かに食べさせてもらうという行為はとても恥ずかしかったが、
どこか甘酸っぱい気持ちにみことはますます照れた笑みをうかべ、
そんなみことを蛟も微笑みながら見つめ続けていた。


 


リア充爆発しろ\(^ω^)/
と、思いながら最後らへんは書いてましたwww
いかがだったでしょうか?
唐紅√のいろは様がみことにマシュマロ食べさすシーンに燃え滾って書いちゃいました!
実際はその場面見てないと思いますが、他でも餌付けしていたという捏造設定の元書きました
この2人はどちらも恋愛初心者で、初々しくて見てるこっちが恥ずかしくなるけど、
可愛いですね(*´`)
まぁ、蛟がぷっつんきて取る行動はまったくもって可愛げないですがwww

もしいろは様に餌付けされてるみことを相手のキャラが見たら…?
という設定は一応他の五光でも考えてまして、
早々に形にできたらなぁって思ってます




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