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ほぼゲーム感想日記 QuinRoseの感想に偏ってます 時折、他ジャンルが飛び交うことも・・・
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久々の更新でございます
またしてもツイで触発されてがぁーっとSSを書いてしまいました…
大陸熱は他のゲームと違って万年くすぶっているのですが、ここ最近のまほごしゅ熱はヤバいです
というわけで、木の実さんの素敵ツイに触発されて書いたまほごしゅSSです
ミラアリで子供がいる話なので、ねつ造が苦手な方はスルーでお願いします
つたない文でも良い方はいつも通り続きからどぞ~





カエルの子はカエル…??


「♪~」
君は機嫌がよさそうだな
 
ミラーの拗ねたような物言いをよそに、さきほどから鼻歌を歌いながら自分の膝の上でぐったりと寝転がるミラーの金髪すいているアリシアは、確かに機嫌がよさそうである。
(あいかわらずサラサラ…ムカつくわね。むしってやろうかしら)
しかしその内心そんな不穏な事をアリシアが考えていることなどつゆ知らず、ミラーはむすっとしたような、それでも嬉しさを隠せない、そんな困ったような照れたような表情でアリシアを見上げている。
 
「んふふ。だって昨日のあんたも可愛かったんだもの♪」
「それは良かったな…」
 
上機嫌なアリシアと裏腹に、ミラーはぐったりと呟いた。
昨日も昨日とて、閨の主導権をアリシアに握られ、ミラーは既に昼間だというのに未だ精根尽き果てていた。
(女性の君の方が元気なんてどういうことなんだ…?)
内心憤慨しながらも、自分の髪をなでるアリシアの手が気持ちよくて、ミラーは言い返す気にもなれずついその膝の上で微睡んでしまう。
そんな2人の穏やかな昼下がりが、いきなりの騒音で破られる。

「お父様~」
「お父様、遊んで~」
 
ばんっと扉がいきなりあけられたかと思えば、2人の女の子が飛び込んできた。
父親譲りの綺麗な金髪をさらさらとなびかせ、同じく父親譲りの青い目を輝かせ2人の子供は可愛らしい満面の笑みで両親のもとへと近づいてくる。
そして、ぱたぱたと音をたてて近づいてきたかと思うと、ぱっと飛び上がりぐったりと横たわるミラーの体に飛び乗った。
 
「ぐえっ」
 
1人だけならまだしも、子供2人が飛び乗った重みにミラーは思わずカエルが潰されたような声を上げる
 
「あらあら」
 
目の前で夫が潰されているというのに、その光景を見ながらアリシアはのんびりとした声を上げる。
 
「~~~っ」
 
怒鳴ってやりたいところだが、飛び乗ってきたのは目に入れても痛くない愛娘である。
ミラーは行き場のない怒りを込めて、のほほんと構えるアリシアを睨んだ。
しかし、アリシアはにやにやと意地悪い笑みを返すだけである。
 
「お父様、お父様、遊んで~」
「遊んで、遊んで、おねんねばかりしてたらダメなのよっ」
 
舌足らずな声で可愛らしくねだる愛娘に、さきほどまでの怒りはどこへやらミラーの顔が緩む。
(面白い…)
何か言えば、鉄を打ったように響く自分の時とは違って、自分の娘には厳しく当たれないミラーにアリシアは先ほどからニヤニヤと笑いが止まらない。
 
「ねぇ、お父様~」
「お母様と遊んでずるい~」
「む…、二人とも遊んでやりたいのはやまやまなんだがな…」
 
可愛い愛娘の願いはかなえてやりたいが、現状答えられない状況である。
しかし、まさかのその理由を言うわけにもいかない。
子供たちが果たしてその理由を理解できるかは別として…。
ミラーはどうしようかとすっかり困り果てる。
一方で、彼の妻といえば…
(あぁ、綺麗な顔がそろうといいわね~目の保養だわ。)
揃いの顔でじゃれあっている3人を見ながらアリシアはそんな場違いな事を考えており、到底助けを期待できそうにはない。
そこへミラーを救う一声が部屋に響いた。
 
「こらこら、二人とも。お父様は疲れているんだから、わがままを言ってはダメだろう?」
 
声の方を振り向けば、いつの間にか開けっ放しの扉の前に柔らかなウェーブがかった茶色の髪に、灰色の目をした少年が穏やかに微笑んで立っていた。
 
「ほらおいで二人とも。お兄様が遊んであげる。」
 
少年は近づいてくると、ミラーの上に載った双子の首根っこを掴むと、ひょいと持ち上げた。
 
「お兄様、ほんとう~」
「やった~、お兄様と遊ぶ~」
「はいはい、じゃあこっちにおいで」
 
吊り上げられてぶらぶらとしていた双子をゆっくりと床におろし、自分に付いてくるよう扉の方へ促す。
 
「それでは、お父様、お母様。二人の面倒は僕が見ますのでごゆっくり」
 
最後まで穏やかな笑みを崩さずに少年は双子を連れて部屋から出て行った。
 
「…」
「…」
 
一気に静かになった部屋で2人の沈黙が落ちる。
 
「本当に我が子ながらできた子よね…」
「僕の子だからな。当然だ」
 
感心したようなアリシアに、ミラーは寝転がりながら威張った声を出す。
しかし、寝転がった体制ではなんの威厳もあったものではない。
 
「いやいや、あんたあんなできた子じゃなかったわよ!?いつも顔を合わせれば嫌味ばっかり…それもネチネチと…」
「それは、君もだろう!?本当に君は幼い頃から可愛げのない…っ!」
「そんなことないわよ。あれはいつもあんたが」
「いぃや、違うね。いつも君が突っかかってきて、だから僕は…」
「…」
「…」
 
終わらない不毛な言い争いにまたも2人は黙りこむ。
自分達が言い合えば長いのは分かり切っている。
 
「はぁ~。つまり私たちあんなに落ち着いてなかったわよね…」
「まっ、まぁな…」
 
少し疲れたような声を出すアリシアと、少しきまり悪そうな声で応えるミラー。
 
「あれは将来モテそうよね~」
「君の子供だからな。当然だ…」
 
タラシになったらどうしようかしら…、と複雑そうに続けるアリシアをよそにミラーはぼそっと呟いた。
 
「んっ?何か言った?」
「なんでもないっ!」
「???、何よ。いきなり怒鳴ったりして…」
「ふんっ!」
 
むすっとした顔でミラーはだんまりを決め込んだ。
そして柔らかなアリシアの膝に顔をうずめる。
(そう…、言ってやるもんか…。君の子だから誰しもが魅了させられずにはいられないなんて…)
 
もう、なんなのよ…といいながらもミラーの髪をすくアリシアに、ミラーは目を細めながらその細腰に抱きついた。
まるで離さないとばかりに。
そう…、誰しもを魅了してやまない我妻を自分のものだと主張するように。



はい、お粗末さまでした!
悶えた勢いのままに書いたのでまだ修正するかもです。
てか、多分します。
なんか文章の流れがもったりして気持ち悪いので…
書かないと文章力上がらないのは重々承知してるんだけど、普段なかなか書かないダメな子です…

今回のネタはツイのフォロワーさん木の実さんの素敵発言から頂きました
木の実さんの設定はミラーにそっくりな双子の女の子だったんですが、私の設定はそれに加えてアリシア似の長男がいるとしています。
今回はその長男編ということで・・・
木の実さん、勝手に書いた上に変えてスイマセン…
もう辛抱たまらず…
ミラーそっくりな双子の女の子とか、それにじゃれつかれてぐったりするミラーとか、色々な素敵発言に深夜だというのにゴロンゴロンしてましたwwww
ホントいつも素敵な萌えをありがとうございます!
今度はミラアリ子供の双子妹編を書くつもりです!!!

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