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ほぼゲーム感想日記 QuinRoseの感想に偏ってます 時折、他ジャンルが飛び交うことも・・・
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今年入って2度目の更新であります!
私凄いwww
いや、こんな原動力をくださった木の実様が凄いんです!!

久々の二次創作でございます
いつもブログですんばらしい作品を提供して下さる、木の実さんのお正月SSに触発されて
勢いのままがしがし書いた1品です
勢いだけで書いたので、全然口調とか確認できてないです
マジキャラが似非かもしれません
それでも、おkという方のみつづきからぢどぞ~

設定は、ティンク×ウェンディで妊娠発覚後の2人です


これは喜ぶべきなのだろうか?
目の前で山となった「もの」を見てウェンディはため息をついた。

幸せの形
 
「ウェンディ、これもどうです?」
 
手にしたものをヒラヒラとさせながらティンクはそれは嬉しそうに聞いてくる。
それにウェンディは苦笑いを返すしかない。
世の中には身重になった伴侶をよそに、相手が出来ないのであれば意味がないとばかりに浮気に走る不届きものもいる事を考えれば、彼は非常に良い夫と言えるのかもしれない。(籍は入れてないが)
なんといっても、ウェンディの妊娠を知ってから、彼は怒涛の勢いで、人間の妊娠・出産について学び始めた。
それは彼の持ち前の好奇心も手伝っての事だろうが、ウェンディのことを思っての行動でもある事は分かっているので、純粋に嬉しい。
妖精の様に世界に望まれて、自然の中から生まれてくるのではないと知ってから、人間はどういう風に子供が出来るのか、どのように生まれ育っていくのか。彼は次々と学んでいった。
勉強熱心なのは感心だが、この世界にある病院へ行き生まれたての赤ん坊を見学しに行き、それを研究対象とばかりに連れ去ろうとした時には、久々に思い切り怒鳴りつけた。
いずれ赤ん坊は大きくなり、幼児なる事を教えれば、これまでは広場で遊ぶ子供たちをまるで玩具かのように、その行動を逐一観察しては何が面白いのか喜んでいた彼が、今は違う意味でその行動をじっと観察しているのを知っている。
 
―だが、これは行き過ぎではないだろうか……?
まだ妊娠の事実が分かっただけのウェンディの腹の見目は以前と全く変わらず、少しも膨らんでいない。
一方どんどんと膨らんでいくのは、家に備え付けの棚の中身である。
生まれてくるのはまだまだ先だというのは再三教えた事である。
しかし、ティンクはウェンディの妊娠を知り、子供は色々と物が入用であると知れば、日々せっせと何か子供用品を作っている。
初めはウェンディも専門書等を読んでは、あれが必要、これが必要と口にして彼と一緒に揃える事も楽しんでいた。
しかし、今ではうっかりと何が必要とは口にできない状態である。
口にしなくとも日々何かが増えていくのだから……。
それはオモチャであったり、衣服であったり、離乳食であったり(これは早々にきつく言って止めさせた)、実にさまざまである。
手先の器用なティンクは苦も無く鮮やかな手つきで、次々と物を生み出していく。
それらはとても凝った作りで、大変美しい。
だが如何せん量が多いのだ……
 
(売ってしまおうかしら…)
 
大量の子供用品を前に、もはや止めるのもつかれたウェンディはぼんやりと考えてしまう。
このままでは生まれる前に、家が子供用品で埋もれてしまう。
 
(凄く綺麗だし高く売れそうだわ…。でも、妖精の作った物って売れるのかしら?)
 
怖がって近寄らなそう…
ウェンディはぼんやりと益体のないことを考え続ける。
 
「ウェンディ…?」
 
反応のないウェンディを不審に思ったのか、ティンクが声をかけてきた。
その顔には気遣わしげな色が見て取れる。
ウェンデイを知ってから、不安を覚えたこの妖精のこういった表情に、ウェンデイは不意に強く愛しさを感じる。
 
「どうしました?疲れましたか?」
 
まだ膨らんでもいないウェンデイの腹を恐る恐る撫でながら、ティンクは再びウェンディに問いかけた。
それにウェンディはふんわりと笑いながら、首を横に振った。
 
「うぅん。何でもないの。」
「本当ですか?」
 
ウェンディの答えに、ティンクはその真意を知ろうとじっと彼女の瞳を見つめる。
それをウェンディも見つめ返す。
彼の空色の瞳に自分の姿が映っている事実がただ嬉しい。
 
「えぇ、本当よ。ただ…」
「ただ?」
 
ウェンデイの腹を撫でていた手をぴたりと止めて、ティンクは聞き返す。
その大きな手にウェンディは自分の手を重ねた。
 
(温かい…)
 
じんわりと伝わってくる温もりにますます笑みがこぼれる。
 
(あぁ、なんて…)
 
「幸せだなって…」
 
返ってきたウェンディの答えにティンクはきょとんとするも、じわじわと笑みをその顔に浮かべていく。
それは2人同じ幸せの表情。
 
「これもきっと凄く似合うと思うわ」
 
先ほど出来たばかりの子供用ワンピースを手に取りながら、まだ見ぬ我が子を思い浮かべる。
 
「本当ですか!?」
「ええ…。」
 
着る事ができるのはまだまだ先だけれども、これを着る事ができる子供かも分からないけれども、彼の作るすべてが嬉しい。
全てが素敵な贈り物。
結局のところ、どんなにぼやこうと、たまに迷惑に思おうとウェンディには何一つ売れやしないのである。


いかがでしたでしょうか?
久々の創作に勝手に息切れしておりますwww
いやぁ、ホント久々に書くと言葉が出てこない、出てこない
書きたいならたまには何でもいいから、書かないとだめですね
反省です
しかし、久々すぎてなんとももったりした文章です
反省です
色々突っ込みどころありすぎなので、また時間をおいて修正するかと思います
これを読んで少しでも、私が木の実さんのSSに悶えたように、どなたか悶えてくれれば嬉しい限りです

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